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信貴山縁起絵巻 空鉢護法

Category: 奈良   Tags: 信貴山縁起絵巻  

信貴山は、学生時代「博物館実習」で訪れたこともあり、馴染み深いお寺です。

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国宝の「信貴山縁起絵巻」原本は「奈良国立博物館」で大事に保管されていますが、レプリカは霊宝館にあり常設展示されています。

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<本堂の隣が、霊宝館です>

レプリカとはいえ、迫真にせまる出来栄え。

特に1巻の「山崎長者の巻」はまるで、現代漫画でも見るような構図と面白さで、命蓮上人の起こす奇跡と逸話を紹介しています。

===

信貴山で修業していた命蓮は「空鉢」を飛ばしてお布施を集めるという法力を持っておりました。

<命蓮は大体醍醐天皇のころ、というので平安初期の人、信貴山中興の祖とされます>

(ちなみに命蓮に限らず、空鉢を飛ばすという能力は、泰澄、法道、など何人も持っており、京都の青蓮院には飛鉢法を記した書物も伝来しているとか)

命蓮は奈良の信貴山から 京都の大山崎で暮す「山崎長者」のところまで直線30キロぐらい、を飛ばしていたそう。

長者は毎日のように現れる空鉢は、どこの誰から飛来しているものか知りませんでした。

空鉢に、お布施のお米を入れると、勝手にシュ~ッとその場から飛び去ってしまう。

「一体あの鉢は誰が遣わしているのやら?本人は現れず、毎日お布施だけ持って行ってしまうなんて…」

まあ長者でなくても面白くない気分でしょう。

普通 托鉢僧に喜捨すれば、お礼を言ってくれます。喜捨した人も、本来見返りは求めない とはいえ感謝されれば満足感を得られるでしょう。

対面すれば、なんらかのコミュニケーションが生まれます。が本人は居ないのに、鉢だけが日々催促にやってくる。

「何かひかかるよな~」とでも考えたのかもしれません。

そのうち長者は、お布施が面倒になって、イタズラ心もあったのか「空鉢」を倉に閉じ込めてしまいます。

すると閉じていたはずの扉を開き、鉢は転がり出てきて、そのまま倉の下に入ると倉ごと持ち上げて運んでゆきます。

絵巻は前半部分が欠落し、枕書が不足しているため、巻を開けると、鉢がもたらした大騒動から画面がスタートします。

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<アートセレクションより>

「倉ごと運び去るとは!なんてこった!」人々は慌てて後を追いかけることに。

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長者は馬を引き出し、家人と一緒に倉を追いかけ、深山幽谷を抜けると、山上に小さい庵室が現れて、我が家の倉が背後に見える。

何よりあの謎の鉢が、大人しそうなお坊さんの前にあるではないか!

「わしの倉を返してもらえんだろうか?」長者は、謎の鉢を前にしたお坊さん 命蓮と交渉します。

信じがたい法力を目にした後だけに、何をしでかすか薄気味悪く「何がなんでも返せ、ばかやろう!」とは叫べない。

命蓮は「倉だけおいて、中身の米は持ち帰るが良い」と答えた。

長者としても追いかけてきた手前、手ぶらで帰るよりはマシだろう、その案で手を打つことに。

それにしても倉にあった俵は一千石。どうやって、山から降ろしたものだろうか?

途方にくれる長者と家人に、命蓮は「鉢に1つ俵を載せなさい、あとは鉢がなんとかするから」と言う。

家人が言われた通り、俵をのせるとあら不思議。鉢に載せた俵を先頭に、俵が次々飛び上がり雁のように列をなして後を追いかける。

長者はそれを見ながら「何百石かこちらに留め置いたほうが良いのでは?」と聞くと、命蓮は「倉だけで十分」と答えた

(長者はよほど毎日、お布施を入れるのが面倒だったのかも、命蓮は庵以外の建物が欲しかったのでしょうね)

家では飛来してきた俵の列が、ひとりでにドサドサと庭に並び、留守居に残っていた女衆は大喜び。

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物語はここで終りとなります。

さて、この空鉢護法(くうはつごほう)は、命蓮が八大竜王の教えを受けたもので、念願必授を得んと願う人々のために山頂に竜王の祠を建てました。

以来、多くの参詣者から「一願成就」の霊験あらたか、として信仰されています。

研修期間でも「空鉢堂」と「奥ノ院」だけは行ったことがありませんでした。

ヨシ、年の初めのお願い事をしにゆこう!出かけてみることに。

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テーマ : 奈良    ジャンル : 地域情報
 2013_01_06


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アクティブ、アウトドアな犬種たちと、大好きな奈良・京都の寺院。折り合いをつけながら一病息災を模索中

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