曼殊院 京都市左京区

Category: 京都   Tags: 曼殊院  

京都市でも、東山銀閣寺よりも少し北のあたりは「洛北」と呼ばれる地域になります。

交通が不便な分、市中よりもかなりお安いのが売りで、知り合いの下宿が沢山あり、当時でも破格の「1万以下」という家賃もありました。学生寮よりもさらに安いぐらいです。

学生時代は、そういう場所を拠点に、閑に任せて朝な夕なと歩きまわりました。

その中で、お気に入りの1つだったのが「曼殊院」です。


「勅使門」普通の参詣者は入れません。

mansyu0627.jpg

高々と盛り上げた石垣、土塀にさらに五本線が入った壁がそびえている脇を抜けて、一般参詣者は横手にある通用門へ。

mansyu06279.jpg


元々は比叡山延暦寺の坊の1つで、最澄の建立とされますが、何度も転々場所を移し、名称も変更し、現在地に移ったのは江戸時代になってから。

現在の堂宇の造営は、後水尾天皇の猶子「良尚法親王」によるもの。

後水尾天皇は曼殊院のすぐ傍らの「修学院離宮」の造営で有名です。また実父の八条宮智仁親王は初代桂宮にあたり、「桂離宮」の造営者。桂離宮は実兄の智忠親王が完成させました。

親子縁者ともども、風流一家で、極めて高い美意識を持っていたのでしょう。

曼殊院」はそんな美の意匠があちこちに施されており、行くたび何か発見がある楽しい場所です。

mansyu06272.jpg

久しぶりに出かけると、かなり警備が厳しくなってて、内部は撮影禁止。

まぁ、襖絵とか沢山あるから仕方ないけれど・・・。

入口には狩野派のものとされる虎の絵や沢山のクジャクの絵があります。

虎が「永徳」の絵とされ人気があるけど、私は色んな孔雀の様子が見れる孔雀の間が好き。

気取りかえって歩いてるのとか、羽を広げてるのやら、バサバサ飛んでるのやら、何ともゴージャスなのです。

mansyu06277.jpg

いかにも京都らしい坪庭を抜けると、書院の間に。

ふすま引手の瓢箪、釘隠しの富士、欄間にあしらわれた菊、違い棚、これでもか、というほど凝った意匠です。

書院の前には小堀遠州好みとされる枯山水の庭が広がります。

mansyu06273.jpg

緑陰の初夏も綺麗なのですが、紅葉のシーズンは素晴らしく、縁側にはどっさり人が鈴なりに並びます。

mansyu06278.jpg

さて、曼殊院というとHPやガイドに掲載されていないにもかかわらず、「幽霊の掛け軸」があることで有名です。

にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログへ
にほんブログ村

↑良ければ押してね


 
曼殊院の幽霊画は祟りがあって所有者が何度も変わったあげく、奉納されたということ以外いつ誰が描いたものかはわかっていないそうです。

何しろ写真をうっかり撮ってしまっただけで、ネガごと返してくる人とか、気持ち悪くなってお祓いしてもらう人もいるそうですから。

昔はその「幽霊の画:伝円山応挙」は帰路、「お庭を見終わってさぁ、帰ろうかな~」と思いふと目をやったところ、薄暗い廊下のつきどまり、にかけてあり、非常にインパクト大だったのですが、

今は夏の限定公開(8月1日~31日)となってるそうです。

あっ、でも今も皆の期待(?)を裏切らないためか帰路の廊下に「幽霊の掛け軸」が大小二帖、かかってます。

苦手な人は帰路の廊下の左手側にあるので、右手側の陳列ケースのみ見るようにしていれば見ないで済みます。

あの掛け軸の幽霊に憑かれてしまったり(?)、気味が悪く(気分が悪く)なった方は、申し出ると丁寧にお経をあげてもらえるみたいです。

mansyu06276.jpg

<鶴島(奥)と亀島(手前)わかるような、わからないような?>

mansyu06270.jpg

mansyu06275.jpg

画面、下は梟(ふくろう)の手水鉢です。
関連記事
スポンサーサイト
テーマ : 京都・奈良    ジャンル : 旅行
 2012_06_28


Comments


 管理者にだけ表示を許可する


04  « 2017_05 »  06

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

プロフィール

せれまま

Author:せれまま
犬たちと暮らす会社員。
アクティブ、アウトドアな犬種たちと、大好きな奈良・京都の寺院。折り合いをつけながら一病息災を模索中

カウンタ

今、何時?

参加してます

にほんブログ村 犬ブログ ボーダーコリーへ
にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 奈良県情報へ

御取り寄せ

検索フォーム

QRコード

QR




.