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元興寺 ならまち

Category: 奈良   Tags: 元興寺  ならまち  

何となく縁のあるお寺(人でも、場所でも良い)と、なんとなくここは縁がないな~と思うことありません?

元興寺はどちらかというと後者で、「ならまち」のど真ん中、というより「ならまち」が元興寺境内なわけなのですが、何時行ってもさっと辿り着けたためしがありません。

行く用事がないときは、前を何度も通るのに、行こうと思うと迷ってしまう(屋根は見えているのに・・・)

学生時代、友人たちと出かけた元興寺は、もうきちんと復興されてたのですが、でも破れた築地塀から沢山のお墓や石仏、雑草が覗いており、どこか荒廃した雰囲気が漂い、入るのは今一つ気が進みませんでした。

今回もナビをセットしたにもかかわらず、やはりいつものように御霊神社や庚申堂のあたりをうろうろ彷徨うはめに。

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さて「元興寺極楽坊」は僧坊を寄棟造、本瓦葺六間四面の聖堂に改造したものです。

御本尊として「智光曼荼羅」が安置されています。

その曼荼羅の由来は、今昔物語に「智光と頼光」という話で紹介されていて有名です。

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<世界遺産指定にもかかわらずやはり、崩れている土塀>

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<境内中お墓だらけ、手前には柱を支える天邪鬼がいる、彩色具合が妙にリアル>

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元興寺に智光・頼光という二人の学僧がいて、この二人は長年の間、同じ僧房に住んでいました。

智光は学問を好み、勉強よくしましたが、頼光は、ぶらぶら怠けて学問もせず、また物も言わずいつも寝てばかりいました。

さて、頼光は病を得たのか、智光を置いて先に死んでしまいます。

長年同じ屋根の下で共に学んだ仲間、智光は頼光の死を哀しみます。

ganko06191.jpg

それに気懸りもありました。ずっと怠け者だった頼光は死後、一体どのような報いを受けていることだろう?

「頼光がどうしているか知りたいものだ」心中に祈っていたところ、夢の中で頼光に会うことが出来たのです。

見ると、そこはまことに美しい場所で「ここはどこなんだろう?」と頼光に尋ねたところ、「ここが極楽なんだよ」言うのです。

「えっ、きみは寝てばかりいて、善行をしていたようには全く見えなかったのに!」

「いや、僕は常に極楽に生まれたいと念じて横になっていたんだ、それに往生すべき因縁があるからね」

智光じゃないけれど、「え~何それ?!」と思いますよね。

「極楽に生まれたいものだなあ」と願って横になっているだけで願が叶うのですから、どう考えても真面目に勉強している自分に引き比べ、不公平です。

おまけに頼光に「君はここに入れないよ、学を積み、経文を悟って、その教義を理解して知恵明らかであるといっても、心は雑念に惑わされてるんだからね、善根が足りない」なんて言われてしまいます。

「前世の因縁があるから」と、今までの努力が全否定されたわけですから、嘆き悲しんでがっかりしました。

「じゃ、僕はどうしたら極楽往生できるんだ?」と聞くと、頼光は答えることができず、浄土におられる阿弥陀さんに聞いてみることに。

智光の問いに「仏の姿かたちと浄土の美しいありさまを観念するがよい」とお告げになったそう。

仏の掌から隙間みせてくれた様子を、この世に帰って、すぐさま絵師を呼び、浄土のありさまを描かせたのが「智光曼荼羅」だと言われます。

智光は一生の間これを観念し続け、ついに往生を遂げたと物語は結んでいます。

結局智光さんは往生できたのだけど、なんとなく納得のゆかない話。

今昔物語にはそういう話が沢山入っています。

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===

というわけで久しぶりに元興寺にお参りに行ってみたのですが、修学旅行生やら団体客がひっきりなしに訪れる場所となっていました。

境内は賑やかですが、お堂は団体さんがいるわりに静かで、燈台の灯りの下ぼんやり仏さんが映し出されていました。

ガランとした感じが居心地がよく、迷わなければまた行ってみたかな、と思います。
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テーマ : 神社仏閣    ジャンル : 学問・文化・芸術
 2012_06_20


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せれまま

Author:せれまま
犬たちと暮らす会社員。
アクティブ、アウトドアな犬種たちと、大好きな奈良・京都の寺院。折り合いをつけながら一病息災を模索中

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