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不退寺(ふたいじ) 業平忌

Category: 奈良   Tags: 在原業平  不退寺  伊勢物語  

不退寺は、仁明天皇の勅願を受け、平城天皇の孫にあたる在原業平が開基したお寺として知られ、別名「業平寺」と呼ばれます。

在原 業平は父は平城天皇の第一皇子・阿保親王、母は桓武天皇の皇女・伊都内親王という天皇家嫡流。

高貴な生まれなのですが、諸般(薬子の変)の事情により平城天皇の弟だった嵯峨天皇に皇統は受け継がれたため、兄の行平などとともに臣籍降下し、「在原氏」を名乗りました。

「不退寺」は、平城京跡近く、佐保川がすぐ近くを流れ、祖父・平城天皇が薬子の変のあと剃髪したのち隠棲した「萱の御所」であり、平城天皇の皇子・阿保親王やその息子である業平もこの地に住み、その後譲り受けたとされます。

今日(5月28日)は、「業平忌」、880(元慶4)年の今日(5月28日)は、在原業平は56歳で没しました。

晩年を過ごしたとされる大原野の十輪寺と同様、奈良の「不退寺」でも法要が営まれます。

futai0528.jpg

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11時から本堂にて法要。一般の人も入堂できます。

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読経が大体1時間ばかり。本堂の中は内陣に僧が7名+報道の人たち。外陣が一般の人ですが、ギュウギュウで土間の外縁側まで人が溢れかえっており足が崩せないのが難点。

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HPかどこかには没後1200年近い今も女性を多く惹きつけるとありましたが、列席は大体男女半々ぐらいだったように思います(たまたま写真は女性が沢山写ってますが)

途中で絵姿のところで五体投地のような、結構激しいお祈りもあります。鳴り物も賑やかだし、読経もなかなか趣向を凝らしていているうえ、業平の生涯を詠み見上げるので、結構興味深く聞けました。

ちゃんとお焼香の箱も参列者全員に回してくれるので、法要に来たな~という気分になります。

終わったと同時に前列の人たちがバッと散華を拾いに内陣へ駆け込みます。

う~ん、この辺りのタイミングは頻繁に来てないとわからないのでしょうね。。。

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読経中、お堂を見渡していると、まず御本尊の「業平観音」とも言われる業平作とされる聖観音菩薩の美しさが際立ちます。

髪に長い白いリボンを垂らしているという独特のセンスです。背後に五大明王(重文)がどっしり控えてるため余計強調されるのかも。五大明王は平安時代のもので、綺麗にそろっており、それぞれのポーズや得物が面白い。

また壁にはあちこちに業平縁の絵等が飾られています。武官姿の絵には有名な

「月やあらぬ 春や昔の 春ならぬ 我が身ひとつは もとの身にして」

伊勢物語4段、藤原高子との恋歌があります。

この歌、いかにも高貴な女人との間の恋に悩む業平らしいもので好きな歌の1つ。

解釈は二通りあり

月も春も、昔(去年)と同じに見えるのに、私の身(の上)は元のままなのに、あなたは変わってしまった(高子は入内したため)

というものが多いかな?

「年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じなからず」劉希夷の唐詩を踏まえているのでしょうか?

あなたがいないから月も花も同じに見えない、でも私は元のままずっとあなたを想っています、ともとれるし、2つの意味を含ませて詠んでいるのかな。。。おそるべし。

そのあとの5段「関守」は伊勢物語でも都合がよすぎて好きじゃないなぁ。

6段の「芥川」は挿絵つきの本が陳列されてました(挿絵の女性はあまり初々しくなかったけど)

さて法要の間は多宝塔(ただし今は1重の塔)も公開されます。中の彩色画が剥落してるものの綺麗です。

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多宝塔へ向かう道

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開扉中

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<業平橋>

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テーマ : 神社仏閣    ジャンル : 学問・文化・芸術
 2012_05_28


Comments

 

不退寺さんの聖観音菩薩さん、好きなんですよ。
いつみても愛らしい。
この季節は黄菖蒲がきれいに咲くのですね。


海龍王寺のご住職が不退寺さんの業平忌にお出になる
ということだったので、きっとお坊様のなかに
おいでだったでしょうね。

関西にお住みなのが羨ましいポコマムです。
ポコmom  URL   2012-05-30 14:50  

 

ボコmomさん>

黄菖蒲は法要の1週間ほど前の写真ですかね。
たまたま近くを通る機会があったので、その写真を流用しました。当日は盛りをすぎてもうちょっと青々してたかも。

海龍王寺のお坊さん?いらしてたのかな?私も少し前にお会いしたのですが、気づかなかったです。

一番端に居た若いお坊さんが順番を間違えないようお隣のお坊さんの指導を受けながら、法具を扱う様子が微笑ましかったです。
せれまま  URL   2012-05-31 22:49  

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