丹生川上神社(上社) 吉野郡川上村

Category: 奈良   Tags: 丹生川上神社  

先日紹介した丹生川上神社(下社)吉野郡下市町より、東へ10数キロ離れた川上村にあります。

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現在川上村へ向かう国道169号線は大規模な土砂崩れのため、迂回路を通らなければなりません。

その道は山肌を縫うような細道で、片側通行のため、思ったよりも時間がかかってしまいました。

きっと観光シーズンになる頃ぐらいまでには修復しおえるんじゃないかな、と思うのですが。

===

創立年代は不詳で、江戸時代までは小さな郷社のみがあったとされます。

明治時代、大滝ダム建設に伴う発掘調査により「宮の平遺跡」が発見され、本殿跡の真下から平安時代後半に遡る祭壇跡が出土し、また付近からは、縄文時代中期末から後期初め(約4000年前)にかけての祭祀遺跡が出土。

下社の宮司が現在の下社を「口の宮」、上社を「奥の宮」とする説を主張し、明治29年(1896年)に「口の宮」を「丹生川上下社」、当神社を「同上社」と改称し、2社を合わせて「丹生川上神社」となりました。

大正時代に蟻通神社(現在の中社)が本来の式内大社であることが立証されたため、三社併せて丹生川上神社と呼ばれてます。

中社の説明はまた後程。

本来社殿があった土地はダム建設により水没してしまったため、現在地に遷座。

社殿は伊勢神宮旧社殿の古材を用い、平成10年に造営されたものです。

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眩しい社殿。樹木の香が漂います。

京都の貴船神社と共に祈雨、止雨の神として、祈雨時には黒馬、祈晴時に白馬を奉納されました。

そのため拝殿の傍らには狛犬でなく馬が両側に並びます。

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内部もキラキラと眩しい

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御祭神
高龗神(たかおかみのかみ)

下社の闇龗神と対になっています。高龗神は山の峰の龍神、闇龗神は谷底に棲まう龍神だそう。

確かに現在地は下社よりは随分高台にあります。

ずっと以前は罔象女神をお祀りしていたそうですが、罔象女神は現在中社のご祭神となってます。

高龗神、闇龗神はともに京都の貴船神社のご祭神でもあり、高龗神が本宮、闇龗神が奥宮(元々あった場所)にお祀りされてます。

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境内からの眺望。元境内地は下方に見える湖に水没しています。

なお、社殿は飛鳥坐神社に移築されているとのこと。

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<飛鳥坐神社社殿>

以前見たとき「立派な社殿だなぁ」と思った記憶がある。

ここからの移築だったとは露知らなかった。

明日香村と川上村では数十キロは離れているのに、よく移動したものだ。

こちらの社殿は拝殿と本殿がつながった一体型。

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そういえば同社中社、同社下社とも、ノボリは水色だったが、ここのノボリはオレンジ色。

何か意味があるのだろうか?

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===

そうそう、こちらの神社のすぐ傍らには湯盛温泉、杉の湯があります。

「杉の湯」は政府登録観光旅館ですが、道の駅も兼ねています。

温泉入浴だけでもOKですが、お部屋と食事つきの日帰りプラン(入浴込)もあるので、時間に余裕のあるむきはどうぞ。

お風呂は高野槇という珍しい素材で作られており、清々しい香がします。

露天風呂(岩風呂)からはダム湖が見通せます。水底に沈んだ神社に想いを巡らせるのも良いかもしれません。

●ホテル杉の湯

奈良県吉野郡川上村湯盛温泉

http://www.suginoyu.com/
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テーマ : 神社仏閣    ジャンル : 学問・文化・芸術
 2012_03_01


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Author:せれまま
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