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さてこの物語、無事現世に戻れてめでたしめでたしではありません。

目覚めると、まず心配そうな妻の顔が見え、敏行は最初「夢を見ていたのだろう」と思いました。

それにしては、閻魔庁での恐怖は生々しく、大王の声も耳に残っている。

しかも、妻は「あなたがこの二日ばかり眠ったままで、生きているようにも思えないので、葬儀の準備を始めるところだったのよ」と言うではありませんか。

敏行は、ではあの世に行き、閻魔庁で裁きを受けたのは本当にあったことなのだと思い、妻にいきさつと、金光明経を書き奉って供養すると発願したことを話しました。

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そして、さっそく精進潔斎して写経に取り組もうと用紙を取り寄せたところ、奥さんは夫の身を案じて「あなたは今弱られて、筆を持つのも大変でしょう。静養し、疲れをとってからにしたらどうですか」と言います。

敏行さんは「それはその通りだ、おまえにも何かと迷惑をかけた。言う通りにしよう」と奥さんの意見を聞くことに。

そもそも精進潔斎だって病人の体力じゃままなりません。

「今まで勝手きままに出歩いて、ずっと心配させどおしだったから、読み上げられた閻魔帳にはワルイことばかり載っていた。せっかくこの世に戻ってやり直すチャンスをもらったんだから妻を大事にしなくっちゃ」

と殊勝に思い、妻の家でしばらく休むことにしたのです。

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<京都御所>平安時代の貴族などは、庭に大きな池を設け、涼をとりました。

家で休んでいると、今まであちこち出歩いていた風流貴公子がどこにも出歩かないものですから、それを心配した友人や女たちから、見舞いの品や手紙が盛んに届きます。

気の良いマメ男の敏行さんは、それを無視することができず、お礼状を書いたり、返事を書いたりしているうちにいつしか雑事に紛れ、写経は日一日と繰り延べになってゆきました。

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Author:せれまま
犬たちと暮らす会社員。
アクティブ、アウトドアな犬種たちと、大好きな奈良・京都の寺院。折り合いをつけながら一病息災を模索中

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